top of page
  • ホームページ 東工大ヨット部

引退ブログ2020 ⑧

お久しぶりです、4年Snipeスキッパーの萩生田汐音です!

ヨット部では今までになく嬉しい思い、今までになく悔しい思い、それはもうたーーーーくさんしてきました!!!そんなことは私の胸のうちに留めておいて、引退ブログでは、東工大ヨット部がさらに強くなるために大事だと思っている、「チーム力」について書きたいと思います。

部活で一番大切なのは「チーム作り」だと、私は考えています。

チーム作りというと、最上級生が考えること、引っ張ることで、それ以外の下級生はそれについていくだけと考える人がいると思います。でもそんなチームは、上級生の押さえる力が強かったり、下級生が意見を言いたくても言えなかったりして、上級生の独りよがりな押し付けのチームとなってしまいがちです。誰かがどこかに不満を持っていれば、どことなく悪い雰囲気が流れ、どこかしらにガタがくると思います。練習の雰囲気も悪くなり、ヨットもうまくなれるものもならない。インカレの時も、レーメンのためにサポートをしようという気にならない。レーメン同士も他の艇が伸び悩んでいる時にアドバイスしてあげようという気にならない。「誰かのためになにかをしてあげよう」という気の起こらないチームは、いくらヨットが上手くても、レースでは絶対に勝てないチームです。

私の思う、真に強いチーム・いいチームとは、部員全員が自分ごととしてチーム作りに取り組めるチームだと思います。上級生・下級生関わらず誰もが、ここが嫌だ、こうしてほしいなど、活発に意見を言える、言いたくなるようなチームであれば、練習方法や練習の振り返りの際も、みんなのためになるものができて、結果としてヨット技術も向上すると思います。上級生の役目はただ、そのような意見を言える雰囲気作りをすることだと思っています。

今の東工大ヨット部に決定的に足りないのは、そのようなチーム作りから得られる「チーム力」だと感じています。

今まで部活に対して色々な関わり方をしていて、すごく不満に思うことやこうした方が絶対いいのに、と思うことはたくさんありながらも、その全てを自分の意見としてチームに伝えることができたかというと、それはできなかった。その原因は、上級生絶対主義だったり、他人の意見に聞く耳を持たないという部活の雰囲気がほとんどです。自分が最上級生であった時にはそんな部活の雰囲気を変えるために自分がアクションを起こせなかった行動力の無さにも原因はあります。

だからこそ、最上級生は、部員全員が自分ごととしてチーム作りに取り組め、意見を活発に

言い合える場や雰囲気を提供することがすごく大事だと思います。そして、後輩も、ただただ何も考えず最上級生についていく、与えられたことを受け入れるだけでなく、いいチームを作っていくために、自分ごととしてどんどん行動を起こしていってください。

そういった、部員全員一人ひとりの他人を思いやる心がけこそが、さらに東工大ヨット部が上へ行けるカギだと思っています。

私たちの学年は、スナイプは全日本4位入賞したり、470は女子レース入賞・全日本470出場などヨット技術については上手かったかもしれません。でもチーム作りといえば、本当に一人ひとりのクセが強すぎてまとまりがなく、後輩たちにはたくさん嫌な思いをさせ、迷惑をかけてきてしまったと思ってます。ごめんなさい。。。

後輩たちには私たちの学年や今までのチームを反面教師に、今後のよりよいチーム作りへと生かしていってほしいと願ってます!!

最後に、これまで様々な面で支えてくださったOB・OGの皆様、本吉コーチ、先輩方、両親、奔放な私たちについてきてくれた後輩たち、4年間ともに切磋琢磨し高め合ってくれた同期のみんな、そしてペアを組んでくれた堀江さんや井戸、色んな苦楽をともにし、たくさん迷惑もかけたけど4年間ペアを組み続けてくれたほりこ、本当にありがとうございました。皆さんのおかげで、たくさんの経験ができ、とても幸せなヨット部人生でした。




閲覧数:417回
Archive
Search By Tags
まだタグはありません。
bottom of page