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本気で向き合う

  • 執筆者の写真: ホームページ 東工大ヨット部
    ホームページ 東工大ヨット部
  • 7 時間前
  • 読了時間: 4分

いつもお世話になっております。

470チームリーダーの鴻巣大樹です。


今回は、私自身の近況についてお話しさせてください。

私は建築学系に所属しており、この4月から日本建築史の研究室に配属されました。

そんな私が、最近もっとも大切にしていること。

それは、「研究室に行くこと」です。


春合宿でヨット漬けの日々を送っていた私にとって、最初は本だらけの静かな研究室が、どうしても居心地のいい場所とは思えませんでした。

初回の全体ミーティングを部活のコーチングを理由に欠席してしまったことも、心理的なハードルになっていたのだと思います。(完全に私の責任感のなさが招いた事態なので、自業自得なのですが……)。

私の研究室には、その時間は必ずいなければならないという「コアタイム」がありません。私自身は大学院の授業も受けていないため、課されているのは週に1回の読書ゼミだけ。極端な話をすれば、ゼミの日以外は研究室に行かなくても、なんとかなってしまう環境です。

そんな中で、私は研究室に行く明確な理由を見つけられず、5月中旬までは何かと理由をつけて足が遠のく日々が続いていました。

毎回、前日に一夜漬けで作るその場しのぎのゼミ資料。

それは発表を聞く先輩方だけでなく、発表する自分自身にとっても、非常に心地の悪いものでした。

「建築が好きだから、研究室でも頑張れるなら頑張りたい」

「だけど、部活ではチームリーダーだし……」

「部活一筋で死ぬ気で頑張っている人もいるし……」

当時の私は、部活を「研究室に行かない自分」を納得させるための言い訳として、都合よく利用してしまっていました。


そんな状況を変えてくれたのは、研究室の先輩の言葉でした。

「いったん研究室に来れば、何もしていなくても何か見つかるよ」

私自身、このままではいけないと薄々感じていたので、その言葉を信じてみることにしました。6月からは、平日の行ける日は毎日研究室に行く、と心に決めたのです。


その結果、ゼミの資料が見違えるほど良くなったとか、建築史の知見が急に深まった、といった劇的な変化はまだありません。

しかし、変化は意外なところから訪れました。

先輩がおすすめの展覧会を教えてくれたり、直近ではモーターボートを借りて東京の川沿いの街巡りに誘ってくれたり。そんな時間を過ごすうちに、少しずつ「日本建築を研究することの面白さ」が体感として分かってきたのです。

何より、あんなに緊張していた研究室の先輩方と話すことが、あまり怖くなくなりました(もともと優しい人ばかりなのですが!)。


よく考えてみると、これと同じような経験が過去にもありました。

部活を始めたばかりの頃、そしてヨットをガチで頑張ろうと決意した2年生の秋頃です。

たくさん練習に行けば、先輩はいろんなことを教えてくれるし、何より仲良くなれる。

現在は4年になり、部活では最高学年という立場ですが、必死に頑張る後輩を見ると「自分が教えられることは全部教えたいし、一緒に頑張りたい」と心から思います。まずはその場に飛び込み、時間を共有することの大切さを、改めて研究室でも学んだ気がします。


ここで、中学の卒業文集で担任の先生が贈ってくれた、大切な言葉を思い出します。

「これから先の長い人生で、みんなは幾度となく苦悩や困難と出会うでしょう。その時に、簡単に諦めてしまえば楽です。すべての苦しみから解放されます。しかし、諦めることはいつでもできます。人は努力した分だけ幸せになれます。(中略)毎日の積み重ねが大きな力となります。そして、その一生懸命に取り組む姿勢が周りの人に勇気を与え、周りの人に元気を与えるのです。最後の最後まで困難に立ち向かえるような、そして、周りの人にパワーを与えられるような人になってください。たとえ今日だめでも、明日また立ち向かう勇気をもってください。」


私は科学大の470チームリーダーとしても、建築を研究する一研究者としても、自分自身に胸を張って生きられるよう、まずは秋インカレまでの残りの3ヶ月を悔いのないように過ごしていきます。


まずは、明日。

木曜日には研究室のゼミが控えていますが、午前中は自主練に足を運び、週末のレースに向けた準備を全力で進める予定です。


両方を言い訳にするのではなく、両方に本気で向き合う。そんな姿を見せていきたいと思います。

これからも科学大ヨット部の応援を、どうぞよろしくお願いいたします。


長い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



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