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引退ブログ第二弾

お世話になっております。副将を務めておりました4年元470クルーの槇枝です。

もう引退のブログを書いている自分がいるのかと、不思議に思うくらい4年間あっという間だったのがまず正直な感想です。それだけ熱中してがむしゃらに突っ走っていました。今の1年生もすぐ4年生になりますよー笑。それだけ集中してヨットに乗り込めたのは、周り人のサポートがあったからであり、関わって下さった全ての人に感謝申し上げます。ありがとうございました。

引退ブログで何書こうかなと迷っていたのですが、特に読んでくれる後輩のモチベーションアップに繋がったら良いなと思って以下、自分の経験と共に書いていこうと思います。

この4年間振り返ってみると正直決して楽な道のりではありませんでした。まず、1年生の頃470チームは同期が8人いたはずなのに、気づいたら自分含めて3人に減りました。そして、コロナで練習ができなくなり、練習できたとしても合宿ができず、一時期練習に来る470の同期は、自分1人で誰もいない窮地に立たされることもありました。先輩からも、このままだったらスナイプに転向することも考えた方がいい旨を伝えられ、ショックだったのを覚えています。それでも何とか、家が遠くて大変なはずなのに吉田と鶴川屋は残ってくれて、さらに頼もしい後輩も入ってきてくれて、自分達が最終学年になった470もなんとか全日本を目指せるチームになりました。全日本には行けるリザルトまで到底及びませんでしたが、このチームで最後の秋インカレが戦えて良かったと思っています。

後輩達に伝えたいのは、ヨット競技もチームスポーツであり、全員が欠けてはならない大切な存在であるということです。確かにチームの目標に直接関わるのはインカレに出場するレースメンバーだけかもしれないけど、レースに出れなくても、日々の練習や海だけではない陸上の合宿生活も含めて、それぞれ全員に輝ける場所が必ず用意されていたなと今振り返って感じます。今の現役チームは人数が多いので、レースメンバーになれないこともあるかもしれない。けれども決してレースに出て活躍することが全てではなく、下級生含めて全員が、1人1人できることを一生懸命取り組むことが真に強いチームになるための基盤になることは間違いなく、さらに自分の財産として返ってきます。今まで沢山の色んなヘルムスの方々とヨットに乗ってきましたが、皆驚く程に乗り方が違って、この人ここ凄いなと思うところがそれぞれありました。何か他の人には無い自分の良いところだったり、これだったら負けないといったことなど、引退するまで何か貫き通せるものを見つけて欲しいと思います。陸上でも、例えば合宿所生活で誰よりも美味しい料理をつくる!でも良いかもしれません。もしこういったことが見つけられずに悩んでいるなら、それを伝えに行くのがobの仕事だと思うので、いつでも呼んで下さい。(時間がある時に行きます)

 最後に自分は下級生の頃から沢山の色んなレースに出させてもらい、恵まれていたと思います。それだけに最後、結果として恩返しできなかったのは非常に悔しかったですが、もう一回あの前を走った景色を見たいと、一生懸命練習に取り組んだ日々が1番の財産です。1年生の春、クルーザーで入部宣言して本当に良かったです。

今までありがとうございました。


東工大ヨット部 前副将 槇枝諒祐


















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