滝沢直

3 分

ブログリレー38日目<融合理工学系って何なん??>

どうも、470クルー、融合理工学系3年の滝沢です。

ところで新入生の皆さん、融合理工学系なんてほとんど知らないですよね?
 
新入生どころか在校生までもから、よくこんな噂を耳にします。

・融合系はカンボジアで井戸を掘る学部
 
・融合系は留学生と英語で交流するための学部
 
・融合系はGPA1.0以下の人が行ける学部
 
・融合系の人は何故かいろんな系の授業に出没する
 
・なんか金属を溶かしているらしい


 
いやぁ、、実にひどい!


 
ということで今日は、融合理工学系を布教中、現役融合理工学生のわたくしが、融合理工学系って何をしているところなのか、皆さんに分かりやすく解説したいと思います!

まずさっそく融合系は何をするかと言いますと、正直僕もはっきりとは分かりません。。笑
 
というのも、融合理工学系はまだできて3年目の新しい学部で、コンセプトも寄せ集めみたいにバラバラ、教授たちも言ってること全然違ったりするんですよ(それも面白い!)。
 
ただ一つ共通しているのは、複雑な社会に関わる課題に、分野を超えてアプローチするということですかね。
 
融合系から進めるのは、原子核工学コース、エネルギーコース、地球環境共創コース(環境問題、開発資源)、エンジニアリングデザインコース(デザイン思考)の四つ。やや強引ですが、いずれも複雑な社会課題を対象としている点では一致していますね。
 
そして融合理工の本質は、その英語名「transdisciplinary」とあるように、分野を超えるということです。これは、近代以降学問の発展とともに分野が細分化されてしまったが、世の中の問題の多くは様々な分野の既にある技術の組み合わせで解決できる、というアイデアからきています。先ほどちらっと出てきたデザイン思考というのもまさにこの考え方で、一つのテクノロジーベースで物事を見るのではなく、ニーズベース・ユーザーベースであらゆる知識を組み合わせてアプローチするということです。

まぁちょっと何言ってるか分かんないかもですが、とにかくこの考えは、今後かなり熱くなると思います。私は昨年の夏、北米の企業や研究室を周る機会があったのですが、「これからは組み合わせとデザインだ」という声を多く聞きましたし、訪問したトロント大の融合系のモデルになった学部は一番のエリートコースでした!
 
東工大でも、融合系ができた当初は全然人気のない学部でしたが、今では結構優秀な友達が集まってきてます!素晴らしい!!

最後に噂への私からの回答としては、
 
・カンボジアで井戸を掘る学部
 
 →そういうプログラムはあるけど勿論強制じゃないしそれが全てではなーい
 
・融合系は留学生と英語で交流するための学部
 
 →日本人20人、留学生20人で留学生は多い。でも僕みたいに英語苦手でもなんとかなる。そして仲が良い!
 
・融合系はGPA1.0以下の人が行ける学部
 
 →僕の代はそうだったらしい。みんなの代は分からんから注意~
 
・融合系の人は何故かいろんな系の授業に出没する
 
 →自由度が高く、選択授業として他系の授業を取れるから楽しいよ
 
・金属を溶かしているらしい
 
 →これはさすがに謎。笑

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あ、あと伝えたいのは融合系にはラウンジというロッカーやテーブルがある専用の部屋があるんですよ!!
 
他の系にはそういうの無くてみんないつも放浪してるんですが、この部屋(しかもセブンの目の前)があるってのも融合系の魅力です!

というわけで、ちょっとは興味持ってくれましたかね??
 
私はもともと理系分野は好きだけど、研究よりも社会や人に興味があって、融合理工という名前に惹かれました。似たような人には絶対お勧めです!
 
何か聞きたいことあったら、ヨット部の公式LINEで融合の人って言ったらすぐ繋がれると思いますので是非!笑

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